節分祭と星祭り

明日2月3日は午后6時より節分祭を厳修いたします。

なにぶん狭い本堂で御座いますので

他寺院さまのような大規模で華やかなお祭りではございませんが、

毎年、ご近所の方や信者さまが少人数でありますがお参り頂いております。

新たな一年の始まりにあたる大切な時期で御座いますので

ご都合のつく方、ご興味のある方は是非お気軽にご参座くださいませ。

また本年も、多くの方より星供養のお申し込みをいただきました。

御札のお渡しにつきましては、

ご都合のよいお時間を事前にご連絡のうえ、御来山ください。

さて、皆さまは「節分」と聞いて、まず思い浮かぶのは何でしょうか。

きっと豆まきや、「鬼は外、福は内」という掛け声、怖い鬼の姿を

思い出される方が多いのではないでしょうか。

子どもの頃、家庭や幼稚園などでもこの時期、

鬼のお面を作ったり、被ったりした思い出のある方も多いことと思います。

この節分ですが、実は2月3日だけではなく、正確には年に四回ございます。

立春・立夏・立秋・立冬、それぞれの前日がこの節分となり、

四季を分ける大切な節目の日。なかでも立春は、

旧暦の新年に近かった為、とても大切にされてまいりました。

現在の暦でいう大寒の厳しい寒さの中が、

かつては一年の始まりだったというわけです。

さて、節分には豆まきや追儺(ついな)の行事が広く知られていますが、

昔からもう一つ大切にされてきた行事が「星祭り」です。

こちらは、聞き慣れない方も多いかもしれません。

この時期、真言宗や天台宗、修験寺など、

いわゆる密教寺院では新しい一年を迎えるにあたり厄払いを行い、

皆さまの息災を祈り、その一年が健康で実り多きものとなるよう、

災禍が及ばぬことを祈念して、この星祭りを修しております。

人は生まれると、それぞれに「本命星」という、

一生涯変わることのない守護星を持つとされます。

これは北斗七星のいずれか一星で、干支によって定まります。

さらに、もう一つ「当年星」という星の影響も受けます。

この星は各人、毎年変わるもので九年で一巡し、

月曜星・火曜星・水曜星・木曜星・金曜星・土曜星・日曜星に、

計都星・羅睺星の二星を加え「九曜星」と呼ばれ

それぞれの星の性格により年毎の吉凶を司るとされております。

星供養とは、この当年星を懇ろに供養することで、

吉星はさらに福徳を増し、凶星は鎮め祭り上げることによって災禍を避け、

吉兆へと転じていただくための密教儀礼です。

當山では、毎年一月二十八日頃から節分までの七日間、

不非時食の精進潔斎にて当年属星供を修して

お申し込みいただいた皆さまの息災を祈り

御札を授与させて頂いております。

なお御札は節分祭以降にお渡ししており

ご本人、またはご家族ごと本堂にて読経とお祓いを行い、

それぞれの星回りについて説明したうえで、各人お渡ししております。

なおご来院のさいには事前連絡をお願いいたします。

※星供養は通年にわたりお申し込みを受け付けております。