荒神祭と不動尊縁日

昨年12月、覆屋を待つような絶妙なタイミングの中で、

当院の鎮守社として建立することができた三寳荒神社。

おかげさまで、このたび9月28日に初めての年季祭を

執り行うことができました。

先ずは日頃の神恩謝徳と神威倍増を願い神祇講式にてご法楽。

有縁の信徒の皆様、地域の方々の家内安全はもとより、

五穀豊穣、万民快楽、風雨順時、世界平和、

現在の不穏な世界情勢が一日も早く収まり、

人の心と行いに慈愛の思いが満ちるように願いました。

さて午後からは不動尊縁日にあたり、お護摩を修行いたしました。

時間の都合でどうしても参座できなかった方々も、

わざわざ夕方にお参りに足を運んでくださり、本当に有り難いことでした。

悩みや願いは人それぞれですが、その方に必要なご縁と導きは、

必ず仏様から与えられるものだと感じます。

また、御分霊をお受けした奈良・桜井市の笠山荒神社では、

この日、秋季大祭が営まれ、すぐ下にある竹林寺に祀られる

お大師さまが写したと伝わる「板面荒神」を神輿にのせ、

地元の方々によって笠山荒神へお渡りされる日でもあります。

当院では今年9月に年季祭を行いましたが、

来年からは10月に変更するかもしれません。本来であれば秋季大祭の折に、

笠山荒神社へ正式参拝に伺いたいとも考えております。

いつか信者の皆様とご一緒に、ちょっとしたバス旅行を兼ねてのお参り、

こんな風に企画もできればさらに楽しみも増えると思いました。

合掌