お盆参りの合間に〜廣瀬神社にて
ただいま、恵泉寺様のお盆参りのお手伝いの真っ最中でございます。
今朝は天理方面のお墓でご性根抜きをさせていただいたのち、
香芝方面へ向かう途中、少し時間がありましたので、
Googleの案内に導かれるまま細い道をゆっくりと走っておりました。
すると、不思議なことに、道のすぐ右手に廣瀬神社が現れたのです。
思わず、これはお参りしなさいというお知らせでしょうと車を止め、
久しぶりに足を運ばせていただきました。
廣瀬神社は、関西に住んでいた頃からお気に入りの神社で、
何度もお参りさせていただいた場所です。
参道の両側には大きな木々が生い茂り、この季節は木陰が心地よく、
直射日光を避けながら歩く参道は、まさに心落ち着くひとときとなります。
ただ、今日はふと違和感を覚えました。神社のすぐ横を流れる小さな川。
いつもだと轟々と音がするほど結構な水量の川ですが、聞こえません。
橋の上から川を覗き込むと、水量は極端に少なく、
申し訳程度に水が流れているだけでした。
すぐ近くにいた工事現場の方と少しお話をさせていただいたところ、
近頃、雨がまったく降っておらず、大和川の水量もだいぶ少ないと。
先日の台風では関東でまとまった雨が降ったようですが、
こちら関西では恩恵は少なかったようです。
こればかりは自然のなせる業。
私たち人間がどうこう言っても叶わないものですが、
とはいえ、こうした事象の背景には、
やはり人間の営みが深く関わっているのではないかと感じざるを得ません。
良くも悪くも、因果の法から外れることは何ひとつない。
遅かれ早かれ、私たちの行いの結果は必ず自らに返ってくるのだと‥。
廣瀬社は水のご神徳をお持ちの神さん。拝殿にて心経を一巻お唱えし、
雨が降りますよう、水不足も解消して農作物が順調に実りますように。
多くの問題が解決へ向かい、人が他者を慈しむ心を持てるように。
ちなみに、仏教、特に密教では
このように神前での読経を行い神様も供養の対象といたします。
神様は般若経典を特にお喜びになり、納受くださると伝えられております。
ですので、神社で般若心経をお唱えするのも自然な姿の一つです。
合掌
