不動尊縁日〜夏の終わり

昨日28日は不動尊のご縁日のため昼からお護摩を修行いたしました。

法友の助法もあり、私を含め3名で執り行うことができ、

いつもより賑やかなお護摩となりました。

こうしてお手伝いに来ていただけること、ご縁にただただ感謝です。

今回のお護摩では先日より御寄進いただいておりました

幟旗もお加持し、皆さまそれぞれの心願成就をご祈念申し上げました。

さてここ数日は朝方は外の空気がひんやりとしており、

季節の空気感がすっかり変わってきたことに気づきました。

日中はまだ暑さが残りますが、日差しは確かに秋のものへと

変わりつつあります。やはりここ東北は朝晩の寒暖差が大きく、

少しずつ冬へと近づいていくのをゆっくり感じております。

ちなみに、私が一番好きな季節と言えば秋ですが日本人全体でも

秋を好む方が一番多いそうです。私の周りでは春や夏が人気で、次に冬、

そして最後に秋という人が多いですね。

「秋はどこか物悲しく寂しい感じがして苦手だ」とよく言われます。

確かに春から夏にかけては、草花や生き物が勢いよく活動し、

色も鮮やかで賑やか、そして心がわくわく高揚するような季節です。

それに比べ秋は賑わいのピークを過ぎて静けさが訪れ、やがて冬に向かう。

しかしそこには過ごしやすい気候があったり、春とは違った色に覆われて

空気も澄んで星空もくっきりしてくる。私にとって秋という季節は

仏教で説かれる「諸行無常」の移ろいをとても強く感じる時。

自分自身と静かに向き合える一番リラックスできる季節であります。

皆さんにとっては、春夏秋冬の中でどの季節が一番お好きでしょうか。

まだ暫く残暑がきついですが皆様方もどうぞご自愛くださいませ。

合掌